マナビノブログ

2022年06月09日マナビノ通信6月号

 

塾長の長谷です。

1年近く通信を発行できずに申し訳ありません。

学童保育『まなびのアフタースクール』を昨年開校し、京進スクール・ワンは荒木先生や村上先生にお任せになっていました。

荒木先生、村上先生とも指導力は非常に高い先生です。 受験に対しても造詣が深いので、いつでもご相談いただければと思います。

私も、時間を調整して対応いたしますので、ご連絡いただければと思います。

 

知は力なり

最近、学ぶことの意義を考えさせられることがとても多くなりました。

仕事柄、ということもあるのでしょうが、学びの本質はどこにあるのか、ということについてよく考えます。

「知は力なり」という言葉があります。

これは、イギリスのフランシス・ベーコンが述べた言葉なのですが、『原因(知)を知らなければ、結果(力)を生み出すこともできない』によります。

正しい知識を身につけることによって、正しい結果を導き出すことができる。そしてそのことが、世の中を変えていく力となる、ということなのだと思うのです。

 

福沢諭吉も『学問のススメ』の中で、人間はみな平等に造られているにもかかわらず、格差があるのはなぜか。

それは、「学ぶと学ばざるとにあり」と述べています。

学ぶ力があれば豊かな生活を、豊かな人生を送ることができる。 福沢諭吉はそう述べています。

私が、『マナビノ』という会社を立ち上げたのも、学ぶ力があれば人生を切り拓くことができると思ったからです。

 

孔子は、論語の中で次のように述べています。

『学びて時に之(これ)を習ふ。亦(また)説(よろこ)ばしからずや。』(学び続け、つねに復習する。そうすれば知識が身につき、いつでも活用できる。実にうれしいことではないか。)

素直に、学ぶ喜びについて述べられています。

私たちは、子どものころから青年時代にかけて、学ぶことの喜び、学ぶことの意義について身につけてきたでしょうか?

「勉強のどこがおもしろい?何で勉強せんといけんと?」と反発の方が大きかったのではないでしょうか?

しかし、大人になって社会人として働き始めたときに、何もできないことが多すぎて、学び続けなければ一人前の仕事はできないということを痛感します。

保護者の皆様は経験があると思います。

頭を思いっきりガツン!!と殴られたような経験をされた方も多いと思います。

学び続けなければ、一人前の仕事はできません。

若いころにどれだけ学ぶ力を身につけてきたかがものを言います。

私自身、若いころにあまり勉強をしてこなかったので、学校の教員になった時に、もっと勉強をしておけばよかった!と後悔しきりでした。

同僚の先生方は、九大出身が当たり前。なかには、京大や東大出身者がいる。 学歴だけで比較されたら、恥ずかしくて表に出ることができない。 じゃあ、どうする?逃げるのか?と自問自答を繰り返しました。

結論は、目の前にいる生徒たちが、「先生わかった!」や「先生の言うことだったら聞く!」(本当はあまりよくないですが…)と言ってくれるように精一杯準備して授業に臨もう!

学級経営も部活動も校務分掌も(生徒指導(補導)中心でしたが、生徒会活動も担当しました。)何でも引き受けようと思いました。

頼まれた仕事はすべてイエス、で応えました。

忙しくて大変でしたが、3年間続けるうちに、生徒たちは私の言うことを聞いてくれるようになり、学校の様々な課題も解決することができました。(校内での喫煙問題であったり、全員課外であったり)

結果、31歳で校長先生から学年主任をするように言われました。

 

また、別の学校では、歴史の専門の先生が、大学院に研修に行ったため、高3受験日本史を受け持つようになり(本来は倫理、政治経済が専門)、必死で教材研究に打ち込みました。

平均睡眠時間3時間の中、1年間を何とか乗り切りました。

おかげさまで、その時の生徒の中から、高校の日本史の先生をしている者も生まれました。

 

振り返ると、若いころにもっと勉強しておけばよかった!と後悔していますが、「学歴より学力が大切!」と思えるようにもなりました。

学習塾での学び、学童保育での学びが、将来の人生を切り拓くチカラにつながるように、教室長、講師一同、創意工夫を重ねながら子どもたちに向き合ってまいりたいと思います。

直近は期末考査、夏休みと学校での学びの節目になる行事が近づいています。

悔いの残らないよう、しっかり準備をして臨ませたいと思います。

 

株式会社マナビノ 長谷徳昭 拝

トップへ戻る