マナビノブログ

2020年03月07日マナビノ通信2月号

 

 

 

 

 

受験シーズンも後半戦に突入!

大学受験は、国公立大学二次試験、私立大学後期試験を残すのみ。

高校受験も公立一般入試を残すのみになりました。

全員合格してくれればいいのですが…

 

●盡己竢成(己を尽くして、なるを待つ)

これは、講道館館長の上村春樹先生が、平成21年に第5代講道館館長に就任された時に戴かれた、柔道の創始者・嘉納治五郎のお言葉です。

上村先生は、自分の一所懸命、全身全霊を出し切ったなら結果は必ずついてくる。後は物事が成就するのを待つだけだ、と解釈されているそうです。

なかなか、その心境に達するまで、一所懸命、全身全霊を出し切るまで努力することは難しいのかもしれません。

しかし、その心境に少しでも近づくように努力を続けることが大切なのではないかと思います。

 

私は、福岡講倫館高校に在職しているときに、ある女子生徒の進路指導に関わっていました。

どうしても、福岡大学に合格したい!と強く思っている生徒でしたので、私も放課後課外を通して指導に当たっていました。

周囲の生徒が、推薦入試やAO入試で早めに決まっていく中、最後の最後まで粘って勉強をしていました。

結果、思いは届かず、大泣きに泣いて、私も悔しくて、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

福岡女学院大学に進学をしたのですが、大学の入学式も終わり、1か月くらいして高校に顔を出してくれました。

その時、次のように話してくれました。

その子が、受験勉強に一心不乱になって打ち込んでいる姿を見て、推薦入試やAO入試で早めに決めた友人たちから、「一所懸命に受験勉強に頑張っている佳代ちゃん(その子の名前です。)がうらやましかった。」

と言われたそうです。

確かに、大学入試は多様化していますので、それぞれに合った入試方法を選択してよいのですが、泥臭く、コツコツと、昔ながらの受験勉強に立ち向かう姿は、やはり、一所懸命さが違うのかなぁ、と思うのです。

 

今は、距離的な問題、時間的な問題が許せば、公立希望校に届くかどうか微妙な生徒さんや公立推薦入試がうまくいかず追い込まれている生徒さんを朝7時から出して勉強をさせ、夜も9時30分から10時30分まで勉強をさせています。

一定の結果を出し、順調に伸びてきている生徒さんには、朝は無理はさせませんし、夜も9時30分で帰って、自宅学習を60分から90分するように言っています。

私も大学受験最終受験組の生徒さんと最後まで付き合いますし、公立高校最終受験組と一緒に戦いたいと思います。

それぞれの生徒さんにはそれぞれの事情がありますから、すべての生徒さんに対応することはとても難しいと思いますが、学校ではできなかったことが個別指導塾ではできるように思います。

 

「すべての生徒をわが子として」どこまで対応できるか。

私も限界に挑戦します。

『あなたが生まれてきてくれたから親になれた。生まれてきてくれてありがとう。』

『あなたが塾に来てくれたから、関わることができた。塾に来てくれてありがとう。』

 

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